従来、金属の加工に際して欠くことのできない副資材として、光明丹(鉛丹)が広く使用されてきました。光明丹(鉛丹)は極めて微粒子である上に、オレンジ色の無機顔料として光輝性を有し、展性もよい事から全く重宝なものであります。しかしながら、酸化鉛(Pb3O4)粉じんのもつ人体毒性(鉛中毒)は近来、特に有害物質として注目されております。
光明丹(鉛丹)はほとんどが呼吸器から人体へ入りますので、速やかに作業環境から除外する必要があります。
また、光明丹(鉛丹)は廃棄に際しても分解する事がないので、いたずらに環境を汚染し、公害の点からも問題である事は申すまでもありません。
この問題につきまして、私共の技術陣は長年月に亘る研究と実験の結果、ここに、人体にやさしい環境対応製品として、新明丹SP-Redを始めとする製品をシリーズで、光明丹の性能よりも優れたかたちで完成いたしました。
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